解体工事会社が道路のアスファルトを破損してしまいました。会社自身が対応するそぶりを見せないのですが、どうすれば良いでしょうか?
解体業者が解体作業中に、現場に隣接する公道のアスファルトを破損してしまいました。業者が対応する素振りを見せないのですが、どうしたらよいでしょうか。勝手に修理してしまうより役所に連絡するべきなのではと思うのですが、施主が補修費用を負担することになるのでしょうか。
解体工事会社に連絡し、役所に相談する
このようなことが生じる理由
こうしたケースが起きるのは、解体作業に使用する重機のキャタピラーで公道を引っかいたり、局所的に重機の大きな力がかかったりするためです。破損等を見つけた場合は、解体工事会社に連絡し事情を話し確認します。この時、破損状態の公道を写真に撮影することで、業者との相談や役所等への届け出もスムーズに説明できます。
役所への届け出を
解体工事会社に連絡をしても連絡がない場合は、施主としては口頭でもしくは電話等で役所に届けます。また、役所に届け後、求められた場合は詳細な現場の住所などがわかる資料等と、破損状態を記録した写真等を役所の窓口に届けます。後は、役所が現場を確認して、解体工事会社等と話し合うことになります。
施主が責任を負うことはない
施主は解体工事の発注者で、実際に壊したのは解体工事会社ですので、現場作業中に公道のアスファルトを破損しても施主の責任は問われません。責任は、破損した当事者が負うわけで、この場合解体工事会社が原因なら業者の責任となります。解体工事会社は重機の移動などで気づかないうちにアスファルトなどを破損するケースもありますので、後は役所の対応に任せることになります。