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土地を購入して地中を掘ってみると、昔のガラが出土する事があると聞きましたが、購入前に調べる方法はありますか?

現在、土地の購入を検討しています。
前の建物がまだ残っている場合には解体工事をする必要があると思いますが、解体をして地中を掘ったときに、昔埋められたガラや陶器屑などの地中埋設物が出土することがあると聞きました。処分費用がかかってしまうと思うのでそのような土地を購入することを避けたいのですが、事前に調べる方法はありますか?

過去にその土地が何に使われていたかを調べることで、リスクを確認することが出来ます。

過去の資料を調べる

リスクヘッジを行うためには、昔その土地にどのようなものが存在し、どのように利用されていたかを調べることが有効な手段です。

調査には様々な方法が考えられますが、代表的な3つをご紹介します。

過去の登記簿謄本を調べる

登記簿謄本は土地・建物にとっての戸籍のようなものです。

そこの土地や建物がどのように利用され、誰が所有しているかを記載した書類になりますが、過去の土地謄本・建物謄本を取得することで、情報を調べることが出来ます。

お近くの法務局に行き、「閉鎖謄本」という書類を取得していただくと、一式を調べることが可能です。

過去の住宅地図を調べる

過去の住宅地図を見れば、その当時にどのような建物が建っていたのかを調べることができます。

どこの図書館にでも置いてあるわけではありませんが、国会図書館や、自治体の中央図書館に問い合わせをしていただければ、有無を確認することが可能です。

周辺に聞き込み調査をする

最終手段としては、土地の周囲に古くからお住まいの方に聞き込みを行うのも良いでしょう。

書類には載っていない貴重な情報を入手することが出来るかもしれません。

ただし、昔からお住まいの方がいらっしゃることが条件になります。

調べた結果から何を得るのか

大切なのは調べた結果を元に当時の様子を推測することです。

例えば、陶器の製造工場であれば陶器屑が埋まっている可能性がありますし、池であれば地盤を固めるためにコンクリートガラが埋められている可能性も有ります。(昔は現在のような地盤改良という技術が存在しなかったため、一般的に行われていたようです)

埋設物が存在するリスクが高く予測されるのであれば、土地の購入を行う前に買主に「昔は工場だったようなので、少しだけ庭を掘らせてもらえませんか?」と相談するのも良いでしょう。万が一、ガラが埋まっているのであれば、その事実を下に値段の交渉が出来るかもしれません。

解体工事をして初めて事実が判明し、ショックを受けないためにも、念入りな調査を行いましょう!

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