解体工事会社でも駐車場工事は可能でしょうか。
使用していない建物が経っている敷地を更地にしたあと、アスファルトもしくはコンクリートを敷いた駐車場として使用したいと思っていますが、解体を依頼した業者に駐車場用の舗装もお願いできるものでしょうか。
コンクリート駐車場であれば可能な業者は多く存在します。
解体工事会社と土木事業者の業態は近しい
駐車場工事といえば解体とは逆に建設分野になるため、解体工事会社とかけ離れているような感じがしますが実体はそうではありません。解体業を営む組織は、同時に土木工事業務全般を得意とする業者が多数存在していますので、そのような会社であれば駐車場の施工は可能です。
コンクリートかアスファルトで工事業者は異なる
コンクリート駐車場を施工する場合は、簡単な整地と生コンなどの材料の用意、そしてコンクリートを仕上げるための職人がいれば工事が可能ですので、土木業者のほとんどが施工できますし、実際に行っています。それに対してアスファルトを敷くケースでは、通常の整地に加えてアスファルトを打設するための特殊な工事機械(ロードローラーなど)や高い技術力が必要とされるため、工事を行うことができる業者は非常に限られてきます。
家庭用駐車場であれば、まず相談を
このように駐車場などは、コンクリートあるいはアスファルトという二つの方法が考えられますが、これらを比較した時に小規模な施工をする場合であればコンクリート製の方が割安に工事ができます。一方、大規模な駐車場を施工する場合はアスファルト製の方が割安になります。ですから、家庭用駐車場程度の比較的面積の少ない場合は、コンクリートが適しているといえますので、まずは一度解体工事会社に相談されてみるとよいでしょう。
装飾性を考慮
アスファルトでの駐車場はその資材の特色から、駐車場全体が黒っぽい感じになり、逆にコンクリートは白っぽくなります。こうした色彩の観点から見ても、好みの問題もありますが、家庭用駐車場では明るく清潔感のある白系統のコンクリート駐車場がお勧めかと思います。また、駐車場の周りに植栽を配置することを考えると、やはり白系のコンクリートが向いているといえます。強度的にはアスファルトは柔らかいので削れてしまう可能性がありますが、クラック(ひび割れ)が発生しにくいという性能的な面もあります。また、コンクリート駐車場は鉄筋を入れて強度を高めますが、自動車等の車重による圧縮により表面にクラックが発生しやすいということもあります。