規模の大きい会社と小さい会社のメリットとデメリットはなんですか?
解体工事を依頼するにあたり業者を選定している段階なのですが、調べてみると様々な規模の解体業者が存在することを知りました。他の業界のように、解体業者でも大きな会社なら安心ということはあるのでしょうか?逆に、小規模な業者のほうがいい面もあれば教えてください。
大規模な業者はサービスが安定している傾向にありますが、割高なことが多いです。一方で、小規模な業者は割安な反面、サービスが不安定な傾向にあります。
大規模業者と小規模業者で特徴がある
解体工事会社の規模によって、サービス面や金額等に一定の傾向が見られます。ここでは従業員20名以上を大規模業者、20名未満を小規模業者と分類して特徴をお話ししたいと思います。
大規模業者(20人以上)
メリット
規模の大きい業者は会社自体が組織化されていて、サービスが安定化している傾向にあります。見積りの書式がしっかりしており、詳細まで項目を確認することができます。また、社員の役割分担がはっきりしているため、窓口となる営業は対応の良い社員が人選されていることが多いようです。更に、誰かが突発的に体調を崩しても代わりの要員を用意することが容易なので、万が一の際にも安心です。
デメリット
管理職など実働しない人間(社員)が増えるため、コストが割高になりがちです。また、人数が多くなればなるほど下請け業者に流す傾向があるので、小さな住宅を解体する時には向かないでしょう。
小規模業者(20人未満)
メリット
必要最小限の人数で運営しており、組織の管理者にあたる人間も少ないため、無駄な経費が掛からず割安な見積りが出てくることが多いようです。コストは業者選定の大きな要素になりますので、施主にとって魅力的といえるでしょう。
デメリット
組織だっていないため「見積りが粗い」、「担当者と連絡がつきにくい」、「欠員が出ると工程に支障を及ぼしやすい」といったデメリットがあります。
見積り依頼後は、個々の業者をみること
規模による傾向をメリット・デメリットという形でお話ししましたが、実際の特徴は個々の業者によって異なります。規模が大きい業者であっても処分場やヤードを管理してコストダウンを計っていたり、人員を合理的に配置することで無駄な経費を削っている業者は存在します。また、規模は小さくても組織体制をしっかりと整え、安定したサービスを提供している業者もあります。規模による傾向はあくまで目安ですので、実際に声を掛けた後に個々の業者の対応をしっかりと見極めることが大切です。