解体工事の様子を写真に撮っても良いでしょうか?
家の建て替えをします。今まで住んでいた家をこれから取り壊しますが、今は亡き祖父母と一緒に幼少期から過ごしてきた思い入れのある家なので、解体されていく様子を写真や動画に納めて保存したいと思います。解体工事現場を撮影することに問題はないでしょうか。現場に素人が立ち入っても大丈夫でしょうか。
問題はありません。安全に注意を払いながら撮影して下さい。
写真撮影はまったく問題ない
自分の家を写真に撮って自分で楽しむことですので、まったく問題はありません。人の記憶はすぐに風化してしまいますが、写真に納めれば変わらぬ記録として後世に残すことができます。長年住んだ家であれば愛着をお持ちのことと思いますので、写真や映像に納めて下さい。
安全には注意を
解体現場は足下に廃材が散乱していたり、工事中に廃材の破片が飛散するなど、常に危険が隣り合わせの環境です。撮影をする際には、周囲の状況に気を配りくれぐれも怪我がないように注意をして下さい。
作業員への配慮も忘れずに
自分の家の撮影ですが、作業をしている職人への配慮も大切です。撮影を始める時には、「家が壊される様子を思い出として残したいので、写真を撮りますね」と、作業員に声を掛けましょう。又、カメラに写りたくない職人もいますので、写っても良いかの確認もしていただくといいと思います。
工事前の近隣風景もついでに撮影を
今回は思い出を残すための写真ですが、工事後のトラブルを防ぐための記録写真をついでに撮影されることをお勧めします。例えば、隣家のブロック塀、フェンス、外壁、屋根、基礎などを細かく写真に撮って残しておけば、工事後に隣家の方から「○○を傷つけられた」、「基礎にヒビが入った」というような、トラブルを受けてしまった場合に証拠資料として提示できるようになります。提示前に隣家の方に趣旨をお話しし協力してもらいましょう。