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人力による手壊し・手作業解体はどれくらい割高になりますか?

解体工事の見積りのために業者を呼んで現場を見てもらったら、現場までの道路巾が狭く、重機が入ってこれないのですべて人力での作業になると言われました。手ばらし解体になると費用が割高になるそうですが、どれくらい費用が変わるのでしょうか?他の業者に声をかけても同じような回答になってしまうでしょうか?

程度によりますが、費用が通常の2〜3倍になることが多いです。ミニユンボのような小型重機を持っている業者であれば、1.5倍程度に抑えることは可能です。

通常の解体費用の2〜3倍

手作業による解体が必要な場合、解体費用は通常の相場の2〜3倍になります。30坪程度の木造住宅を重機で壊す際、工期は通常7〜10日間程度ですが、手作業となると倍以上の工期が掛かることが珍しくありません。また、一現場に掛ける作業員の人数も多くなることがあります。以上のような理由から、手作業による解体は非常に割高になります。

手壊しが必要な例

手壊しが必要かどうかは、重機が搬入できるかどうかに掛かっています。実際に手壊しが必要であった事例を紹介します。

道幅が狭い

道幅が狭く重機が搬入できないケースです。住宅の解体に使われる重機の幅は2mですが、前面道路幅が2m未満であったり、前面道路の幅は広くても途中で2m未満の部分があると重機を搬入できません。また、曲がり角はより大きなゆとりが必要となるため注意が必要です。

道路と敷地の高低差が大きい

敷地が前面道路よりも大幅に高かったり、低かったりする場合には、重機の敷地内への乗り入れが困難になります。クレーンを利用して敷地内に重機を入れる方法もありますが、クレーンを利用するスペースや重機を入れる庭などのスペースがない場合には、重機の利用は困難です、

道路が階段状になっている

建物が丘の上に立っている場合には、道路が階段状になっていることがあります。元々車両の乗り入れを想定してない状態なので、重機の搬入も困難です。段差部分に鉄板を強いて、乗り越えるという方法もありますが、段差の程度とそれに掛かる経費のよって、手壊しが取られる場合があります。

手壊しの工法

重機を使えない手壊しでは、チェーンソーによって柱を切断したり、解体バチと呼ばれるクワのような工具によって建物の壁等を解体していきます。発生した廃材は一輪車で車両が乗り入れ可能な場所まで搬出し、その後はトラックで廃棄物処理場に運搬されます。

小型重機で費用抑制は可能

このような施主にとってデメリットの大きい手解体ですが、業者によっては小型重機を使ってコストが増えることを、極力抑えるような企業努力をしている業者もあります。ミニユンボと呼ばれるような小型の重機は、車幅が750〜1500mm前後と非常にコンパクトな仕様となっており、通常重機が入れないような現場であっても乗り入れることは可能です。木造の平屋や二階建てであれば、小型重機で壊すことは可能です。もし、手解体の費用増でお困りのようであれば、小型重機で工事を行ってくれる業者を探すのも一つです。

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