工事中の水道費用は誰が負担し、いくらかかるのでしょうか?
解体工事の際にほこりなどが舞い上がらないために散水をしながら作業をすると聞きましたが、一般的にはその水道費用は解体業者・施主のどちらが払うのでしょうか。どれだけの水量を使うかわからないので、もし施主負担であればどれくらいの請求が来るものなのかも教えてください。
決まりはありませんが、業者が負担するケースが多くみられます。費用は、1万円以下で収まることが多いようです。
解体工事会社が負担してくれることが多い
工事中の水道料金についての決まりや、業界共通の慣例というものはありませんが、全体的に業者が負担してくれることが多いように思われます。中には、「水道代の負担はお客さまの方でお願いします」という会社も存在しますが、多くの場合、工事前に解体工事会社が水道局へ申請をし、工事中の水道料金に関しては、解体工事会社に請求が来るよう手配をしてくれます。
施主が負担する場合は1万円以下
施主が負担する場合の費用としては、30坪程度の住宅であれば5000円程度と想定していただくと良いでしょう。季節や天候、住宅の大きさにもよりますが、1万円もあればお釣りが来るという事例がほとんどです。
見積り時点で確認を
水道費用負担の有無は解体工事会社の選定条件の一つとなりますし、「業者負担と思っていたら後で追加費用が生じた」といような事態を防ぐためにも見積り時点で、水道料金を誰が負担するかの確認を行っていただくと良いでしょう。契約前であれば契約条件として交渉していただくことも可能です。見積書への記載がないことが多い内容なので、後でトラブルにならないようしっかりと記載してもらいましょう。
水道が使えない場合
水道が使える場合の例をご紹介しましたが、中には水道が来ていなかったり、何らかの事情で利用できない場合があります。そのような場合には、工事中に仮設の水道タンクを設置し散水に利用しますが、通常の解体工事に比べると余分な作業内容となりますので、見積書に計上され施主負担となることがほとんどです。