ペットにかかるストレスへの配慮をしてもらえるか?
近隣で解体工事が始まるようですが、騒音や振動等で飼っている犬・猫にストレスがかからないか心配です。
慣例としては特に対応を行いませんが、心配であれば施主の方に相談していただくのはいかがでしょうか。
決まりはないが慣例では存在しない
解体工事の際に、ペットへの対応をうたった法律や決まりは特にありませんが、解体工事会社はそこまでの配慮を行わないのが一般的です。解体工事会社は騒音や振動を極力低減する工事計画を立てると共に、近隣への十分な説明を行う義務がありますが、それ以上の応対を行う業者はごく希であるといわれています。(振動規制法によっても75db=デシベル=以下の騒音であれば認められています)
実害については対応する
特に、細かい決まりがなかったとしても、近隣の方への実害がある場合には何らかの処置を行うこともあります。例えば、解体のホコリで隣家の方の車が著しく汚れてしまった場合には、洗車費用を肩代わりしたり、工事の際に塀を傷つけてしまった場合には、業者負担で補修を行うなどの事例があります。今回のケースについては、実害が起こる前の予防策です。質問者様が飼い犬・飼い猫をペットホテルに預けることを希望し、業者や施主の方が費用負担に応じてくれる可能性もゼロではない、といえます。
一度施主に相談を
まずは、施主の方に相談をしていただくことをお勧めします。慣例的には、施主が対応すべき範囲を超えていると思いますので、強い主張は難しいかもしれませんが、施主の方の厚意に期待し、お声掛けしていただくと良いでしょう。
施主の方が応じてくれなかったら
今回のケースは、解体工事会社としても通常対応すべき範囲を超えているため、もし質問者様の要望を実現するのであれば、施主の方がその費用を負担する可能性が高いです。施主としても、余分な出費は避けたいため、要望に応じてもらえない可能性がありますが、その際は今後の関係を悪化させないためにも過度な主張を繰り返さない方が良いでしょう。ご自身の負担で、ペットホテルや親族の家に預けていただくか、窓を閉め切るなどして少しでもペットへの負担を軽減していただくとよいと思います。