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解体工事後更地になっていますが、土が流れないか心配です。追加で砂利をいれてもらう事は可能でしょうか?

使用していない建物の解体工事をして、所有地を更地にしました。すぐに新しい建物を建てる予定もなくしばらく更地にしたままにしますが、台風や大雨などで土が前面の道路まで流れ出てしまわないか心配しています。解体業者に砂利などを敷いてもらうよう依頼したほうがいいでしょうか。

ブルーシート、砕石等の対処が考えられます。

そのままにしておくのはよくない

解体後の土というのは基本的に締め固まっていないので、雨水と共に道路へ流れ出てしまうことが多く見られます。自分の土地の土が少なくなるだけではなく、道路に土砂が流失することで近隣の方々にご迷惑をおかけすることになります。解体現場が遠方の土地の場合、本人が気づいていなくても、雨が降るたびに近所の方が道路の掃除をしていた、ということもありますので、土地所有者のマナーとして流失防止の策は必要です。

対処-1 所有者の方がブルーシートを敷く

もっとも安上がりな方法として、解体後の現場と、道路や隣地との境目の盛り上がっている箇所の土の表面にブルーシートを敷き、石などで重りを設置する方法です。雨水が直接、土の表面を流れることを防げるため、土砂の流出を防ぐことができます。ブルーシートによる方法は、簡易的で安上がりですが、ブルーシートの劣化が起こるため長期の対処としては不向きです。基本的には、半年程度が限度です。

対処-2 所有者の方が砕石を敷く

同じように境界部分の境目の箇所に、直径3cm程度以上の大きめの砕石を敷くことで、土砂の流失を防ぐことが可能です。ブルーシートのように紫外線の劣化もなく、そのため長期的に更地の状態が続く場合には適した方法です。ただし、費用面では高額になるばかりか、次の建物を建てる際には撤去が必要となる場合もありますので、今後の土地利用をよく考えた上で選択するのが望ましいでしょう。この砕石を敷く場合では、解体工事会社でもできますので、解体工事完了後にあらためて解体工事会社と相談し、条件がよければ依頼するのがよいでしょう。

対処-3 芝を貼る

芝を貼るのも土砂の流失を防ぐ手段として有効です。上記2つの方法と同じように境界部分の境目の箇所に芝を貼ります。しかも、もっとも見栄えがよく美しい方法ですので、建物を建てた場合、庭として利用することをお考えの場合には最適な方法です。ただし、コスト面では高いことに加え、水まき、芝刈りといった定期的なメンテナンスが必要となりますが、撤去のコストはかかりません。この方法は、施主でも手間をかければできますが、解体工事会社でも簡易な土木工事ができるので見積もりを取って検討する方法もあります。

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