近隣へのあいさつの回りの際に、話す内容は?
これから家の取り壊しを控えていますが、ご近所へのあいさつ回りの時に何を話したらいいのか分かりません。解体工事をしますという報告のほかに、話しておくべきことはなんでしょうか。どんなことをお話ししておくと近隣の皆さんが安心してくれるのか、工事開始後のクレーム回避に繋がるのか教えてください。
工事への協力と工事の概要、何かあった時の窓口が必須内容です。
工事へのご協力
解体工事の際には、近隣の方に様々な我慢を強いることになります。工事中は騒音が発生するため、精神的な影響が出る可能性がありますし、ホコリの発生は自由に洗濯ができなかったり、布団を干せないような状態を招きます。また、工事車両が頻繁に出入りするため、交通の際にも迷惑をお掛けする可能性があります。あいさつに行けば、「お互い様だから」と了承して下さる方は多いと思いますが、そのような近隣の方の理解と協力があって始めて工事を進めることが可能ですので、工事への協力をお願いするというのが欠かせない内容です。
工事の概要
ただ「お願いします」だけでは、こちらの要望ばかりで近隣の方の不安を解消することはできません。近隣の方は、いつ工事が終わるのか、どんな内容なのか、という点に、興味を持たれていると思いますので、下記のようなポイントを抑えて概要をお伝えいただくと良いでしょう。
- 工事期間
- 工事時間
- 休みの日
- 工事業者名
窓口
概要をお伝えしたとしても、「何かあった時に、どうすればいいの」という疑問はまだ残っています。工事中に、気づいた点や要望を伝えていただくための、窓口を伝えていただくことも大切です。・工事業者名、・担当者名、・担当者の連絡先、・質問者様の連絡先は口頭だけではなく、書面に残して近隣の方に渡していただくと良いと思います。
あいさつ状も併用すること
工事あいさつ用のスケジュール等が書かれたリーフは、多くの場合、解体工事会社が近隣の方にお渡ししますが、もし業者に用意がなかった場合は、ご自身で用意いただくのがいいでしょう。