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工事完了報告を書類や写真で行う場合の注意点は何ですか?

遠方の所有地に建っていた、使用していない建物を解体してもらいました。工事が完了したという報告が来ましたが、直接確認しに行くことができないので、写真を撮って送ってもらおうと思っています。どこを撮ってもらってどんなことに注意して確認作業をすれば間違いないでしょうか?

できるだけ多くの資料を提出してもらうと共に、近隣の方に連絡を取り工事で問題がなかったことを確認して下さい。

様々な角度からの写真撮影を依頼する

現地に出向かない以上、写真だけで少しでも多くの情報を読み取る必要があります。様々な角度、様々な距離で撮影をしてもらい、下記のような点を確認して下さい。

工事前後の変化

遠方の建物の解体ですので、質問者様自身が現在の建物の状況を把握していないことは多々考えられます。まずは工事前の写真を確認した上で工事を進め、工事後の写真と比較することで、工事による周囲の変化を確認して下さい。

工事範囲は適正か

工事後の写真を確認し、希望する範囲の工事が行われたかどうかを見て下さい。例えば、ブロック塀や植栽の取り残しや、残して欲しい部分を壊していないかを確認します。

細かいガラが取り除かれているか

敷地内に細かいガラが残っていないでしょうか。本来は人力で撤去を行いますが、怠っている可能性があります。敷地をアップで写してもらい、地表のガラを確認して下さい。

道路など周囲の環境が清掃されているかどうか

解体工事の際には、砂や泥が道路に散乱してしまいます。工事後の清掃は解体工事会社のマナーです。道路の状況を写真に撮り、美化されているかどうかを確認して下さい。

地中に埋められる可能性のあるものの撤去作業風景の写真

解体工事会社の中には浄化槽やトイレの便槽、建物の基礎など工事内容では撤去するとうたっているのにもかかわらず、埋めてしまう可能性があります。撤去の作業風景を写真に納めてもらうことで確認を行って下さい。

近隣の方(隣接する2〜3軒)への確認

解体工事中、ご迷惑がなかったかを電話で確認します。騒音や振動の状況、工事中に建物に傷が付かなかったかどうかを聞いていただくとよいでしょう。

できれば親類や友人の協力を仰ぐこと

今回は写真のみでの確認ということでしたので、得られる情報には限りがあります。地中の取り残しなどは自分が現地に足を運び、土を掘り起こして確認することが一番です。また、近隣の方へのごあいさつも本来であれば出向いて行うのが礼儀ですが、もし本人が現地に出向けない場合は、親類や友人に協力を依頼していただくとよいでしょう。

補足

今回のケースでは写真の撮影点数が多いと思われますので、契約前に解体工事会社に協力してもらえるかの確認を行い、その上で契約を行っていただくといいでしょう。

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