解体工事会社の総数は日本全国でどのくらいあるの？

2020年2月6日

住宅の建替えに伴い、解体工事についても色々と調べています。

全国で恐らく３万社程度ですが、横流しをせず工事を行っているのはもっと少ないです。

実際の解体工事業者を数えるというのは困難ですので、ここでは許可の数から推測したいと思います。

解体工事を行うことが出来る業者は、次の2つの内どちらかの条件を満たさなくてはいけません。

それでは順番に見ていきましょう。

国土交通賞の調査によると、平成24年3月時点での建設業許可業者数は483,639社です。

この中には、リフォーム業者、外構業者など、建設に関わる様々な業者が登録されています。

仮にこの中の5％が解体業を行っている業者だとすると、その数は約24,000社です。

同じく解体工事業登録の数を見ていきましょう。47都道府県分を数えるのは非常に大変なので、東京都内の解体工事業登録数から全国の総数を推察します。

平成24年10月25日時点、東京都内で都の解体工事業登録を持っている業者は642社です。建設業の場合、全業者数の9.28％が東京都の業者ですので、同じ割合だと仮定すると全国の解体工事業登録業者数は約6918社です。

登録を行っている業者の中にも、飲食店といった全くの異業種が含まれることがありますので（理由は分かりません）、実際に解体工事業を行っているのはその8割程度だと考えられます。

そこから割り出すと、業者数は約5,500社程度です。

２つの許可を重複して持っていることはごく稀ですので、各許可から推察される解体工事業者数は約30,000社です。

数が非常に多いので選択肢は多いように見えますが、唯の横流し業者も少なくありませんので、実際に自社で工事を行っている業者はもっと少なくなるでしょう。

ご自身で業者を探される際には、許可の有無だけではなく、事業実態や違反経歴等も踏まえたうえで、良心的な業者に声を掛けることが大切です。