非常識なモンスター解体工事会社への対応はどのようにしたらよいですか?
近所で解体工事を行っているのですが、マナーが悪くて困っています。散水をしながら解体をしないので粉じんが多量に舞ったり、挨拶もろくにせず作業中もタバコを吸っているなど、明らかに非常識なモンスター業者と言えます。工事が終わるまで我慢するのもストレスが溜まってしまうので改善させたいのですが、どのように対応するのが良いでしょうか。
まずは施主に対応を求め、変化がない場合には役所に通報して下さい。
近隣への配慮は解体工事会社の義務
水をまく、仮囲いをする、近隣へのあいさつをする、という近隣への配慮は解体工事会社の義務といっても過言ではありません。国土交通省の「建築物解体工事共通仕様書」にも、養生や散水方法に関する仕様がうたわれています。このような基準を満たしていないのであれば、それは解体工事会社が義務を怠っているといえますので、対応を求める必要があります。
まずは施主に連絡をする
このような事態があった場合、まず行うべきなのは施主への連絡です。解体工事会社としては極力手間を省きたいという思いで、非常識な行動を取っているのだと思いますが、施主からの要望であればまったく無視するわけにはいきませんので、まずは施主に連絡していただくのが良いでしょう。「騒音やホコリで困っているのだけれども、何か対応してもらえないだろうか。国土交通省の指導でも散水が定められているそうですよ」とお話しいただければ、何らかの対応策が期待できます。
対応がなければ役所への通報
良心的な施主であれば何らかの対処を取ってくれるとは思いますが、時には要望を無視する施主もいるのかもしれません。そのような場合には役所(市町村)に連絡し、役所が適切な工事を行うよう業者に指導することを要求するのをお勧めします。養生、散水といった仕様書に記載がある要件に内容を絞って指導してもらうよう役所を促しましょう。
直接解体工事会社に伝える場合は注意を
もしどうしても解体工事会社に直接話を伝えなければいけない時には、ご自身が嫌がらせを受けないように注意をして下さい。非常識な行動を重ねるモンスター解体工事会社の中には、なんらかの危害を加えようとする業者もいるかもしれませんので、感情を刺激しないように注意を払って要求を伝えて下さい。