ブロック塀、フェンス、カーポートをカット・切断することは可能ですか?
建て替えに伴い、現在住んでいる家の解体を計画していますが、ブロック塀、フェンス、カーポートなど、新しい住まいでも使えそうな建材を部分的に再利用したいと考えています。今の大きさを変える必要があるのですが、業者に頼めばカットしてもらえますか?
方向や場所によってはカットすることは可能です。担当者に現地立ち会い時に確認すると良いでしょう。
ブロック塀のカット
ブロック塀の場合、ブロック塀同士の間であればコンクリート用のカッターを利用して部分撤去することは可能です。ブロック塀のサイズは一般に400mm×200mm×100mm(もしくは150mm)となっていますので、ブロック塀をカットできる部分は40cmピッチとなります。一方で、一つのブロックの途中でカットすることはできません。コンクリートは圧縮強度は高いものの、脆い性質があるためブロックの途中でカットを行うと、ブロック自体がぼろぼろになってしまいます。また、ブロックの厚みを薄く削ることも強度的・施工技術的に不可能です。
フェンスのカット
フェンスも部分的にカットすることは可能です。フェンスの継ぎ目であればもちろんカット可能ですが、フェンスの途中であっても部材によってはカットできます。建築で使われるフェンスの多くは、幅4mのピッチで作られています。4mのフェンスは本体から伸びた二本の足によって、ブロック塀に差し込まれ固定されています。この固定を邪魔しない場所であれば、カットすることが可能であるといえます。なお、切断された面は危険なことが多いため、何らかの安全策を講じるようにしましょう。
カーポートのカット
アクリル性のカーポートをカットすることは可能です。新築に伴って駐車スペースを縮小しないといけない場合には、カーポートの端を切断することによってサイズを縮められます。なお、利用し始めて5年以上経過したカーポートについては、アクリル板が紫外線劣化をおこし非常に脆くなっていることがあります。このような場合、取り外しを行うだけでも板が割れてしまうことがありますので、カーポートの再利用を検討する場合には早めに移設を行ってくれる業者に相談をした方良いでしょう。