解体工事の際に年回りは気にするべきですか?
建物の解体を考えていますが、周囲から「大きいことをするときは運気の巡りを見てタイミングを決めたほうがいい」という声があり、解体工事でもそのようなことをしたほうがいいのか心配になりました。工事を始める時期を決めるには、年回りを気にする必要はありますか?
個人の考え方によります。宗教的な要素が強いため、特に気にされていない場合には、そのまま進めていただくとよいでしょう。
個人の考え方による
年回りを重んじるかどうかは、個人の考え方による部分が大きいといえます。元々科学的な根拠はありませんし、宗教色の強い内容ですので、各々の考え方で判断していただくとよいでしょう。
年回りの由来
年回りの由来は陰陽道を発端としています。陰陽道とは、陰陽五行説を起源として日本で独自の発展を遂げた自然科学と呪術の体系のことです。陰陽道では、有卦といって幸運な時期が7年間続き、その後無卦といって不幸な時期が5年間続くといわれています。これらは12年周期で繰り返され、そのことが年回りとして知られています。
気にしないならばそのまま工事を
年回りを気にしていないのであれば、特に意識をせずそのまま工事を進めていただくとよいでしょう。ご親族の中には、「一度見てもらったら?」と提案をしてくれる方もいるかもしれませんが、万が一中止を促された場合には良い気持ちにはなりませんので、そのまま進めていただくことをお勧めします。