「擁壁」とは何ですか?
よう‐へき【擁壁】 かこい壁ともいわれる擁壁(ようへき)とは、切り取った土崖や盛り土の側面を支える壁状の土留め築造物のことをいう。
擁壁全体が転倒したり、滑り出したり土砂崩れしないように、石壁または、コンクリートで作られる。 隣り合った敷地に高低差がある場合には、崖や盛土の側面が崩れ落ちるのを防ぐために壁が必要で建物を守るために「擁壁」が設けられる。 また、安息角(あんそくかく)といわれる崩れない斜面の最大角度を超える、大きな高低差のある盛り土を設けたいときに用いられる。
そのままにしておくと圧力が加わり斜面が崩壊してしまうこともあるので注意が必要。 古い擁壁の場合、経年劣化で亀裂やひび割れが生じていることもあり、事故が発生すると、擁壁のある土地を所有する人は、損害を賠償する責任を負わなくてはならず、擁壁の維持管理責任があると見なされる。